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TECH-BASEを実際に受けた記録|JavaScriptコース2週間・週10時間、運営はキャリセン就活と同じ会社だった

公開 更新

この記事は、運営者が実際にプログラムを受けた経験に基づきます(体験)。

東大松尾研の無料講座GCIの記事の最後に、こう書きました。

知識としては十分。ただし実践力は別に必要

無料で基礎は学べます。ただ、1人で課題を提出するのと、他人と一緒に1つのものを作るのは別の技能です。後者は、講義では身につきません。

その部分を、やはり0円で埋める選択肢がありました。TECH-BASEです。筆者は実際に受けました。

先に結論を書きます。

  • 費用は0円。 筆者はJavaScriptコース(2週間)で、かかったのは平均で週10時間・合計約20時間。公式の想定の約1.4倍
  • 一番きつかったのは時間の確保。 内容ではなく、バイトと大学との両立
  • 価値はチーム開発にある。 筆者は5〜7名のチームで、JavaScriptのAPI連携を使ったTodoリストアプリを作った
  • 終えたこと自体が就活で使える。 運営が就活支援と一体だから
  • ただし、その一体であることの裏返しで、紹介される企業の幅は狭くなりやすい

最後の1点があるので、他のサービスと併用したほうがいいというのが筆者の結論です。理由は記事の後半に書きます。

TECH-BASEとは

公式サイトの記載から、事実だけ並べます。

項目 公式サイトの記載
コース PHPコース(4週間)/JavaScriptコース(2週間)
想定学習時間 1日約1時間。PHPコースは合計約45時間、JavaScriptコースは合計約14時間
費用 参加者の負担は0円
形式 完全オンライン
対象 2028年卒、文理不問、プログラミング未経験可
サポート 1つ上の先輩メンター、各回の技術メンター
就職支援 自己分析から面接対策・内定まで。1,000社以上の厳選された企業から紹介
申し込み 応募フォーム、またはオンライン相談会

費用については、公式サイトにこう書かれています。

参加者の皆さんには一切費用はかかりません

無料で運営できる理由も明記されています。

IT人材を求める企業からの出資によって運営されている

学生が払わないなら、誰かが払っています。 ここでは求人企業です。これは就活エージェントと同じ仕組みで、厚労省の「人材サービス総合サイト」で調べる方法に書いたとおりです。悪いことではありませんが、誰がお金を出しているかを知ったうえで使うかどうかで、見え方が変わります。

筆者が受けたのは、**JavaScriptコース(2週間)**です。公式サイトには「同じ時期に参加した仲間とチームを組み一緒に課題を乗り越える」「ベースミッション終了後にチーム開発あり」とあります。

実際にかかった時間は、平均で週10時間

ここが一番、受ける前に知りたかった部分だと思います。

筆者が受けたのは**JavaScriptコース(2週間)**で、実績は平均すると週10時間ほどでした。

公式サイトの数字と並べてみます。

時間
公式「1日約1時間」をそのまま7日 週7時間
公式「合計約14時間」を2週間で割る 週7時間
筆者の実績 週10時間

JavaScriptコースについては、公式の2つの数字が週7時間でぴったり一致します。 そのうえで、筆者の実績はその約1.4倍でした。合計で言えば、公式の約14時間に対して約20時間です。

「1日1時間だけ」という印象で申し込むと、思っていたより重く感じるはずです。週10時間と見ておいたほうが安全です。

なお、PHPコース(4週間)のほうは、公式の2つの数字が噛み合いません。 「1日約1時間」なら4週間で約28時間ですが、同じサイトに「合計約45時間」と書かれています。差は約17時間です。こちらを受けるなら合計時間のほうを見ておくべきだと思いますが、筆者はPHPコースを受けていないので、実績は書けません。

参考までに、GCIは週2時間半〜3時間でした。時間だけで言えば、TECH-BASEはGCIの3倍以上です。

初学者は序盤に時間を取られる

週10時間は平均です。均等に10時間ずつ消えていくわけではありません。

プログラミングが初めての人は、序盤の学習で手間取ります。 環境構築もそのひとつで、慣れている人なら数十分で終わるところに、時間がかかります。

ただし、ここは詰まっても問題になりませんでした。分からなければサポートがあるからです。

一番きつかったのは、時間の確保だった

内容ではありませんでした。きつかったのはスケジュールです。

筆者はバイトをしながら受けていました。大学とバイトとプログラム、この3つの両立が大変でした。

意外に思われるかもしれませんが、就活との両立は問題になりませんでした。 理由は単純で、プログラムを終えること自体が就活につながるからです。別のことを並行しているという感覚がありません。

就活と両立するのではなく、就活の一部でした。

ただ、大学の授業とバイトは別です。週10時間は、バイトを週2〜3回入れている学生にとっては小さくない負担です。空いている時期に当てるのが一番いいと思います。

公式サイトには「早めにご相談いただければ柔軟に対応いたします」という記載もあります。筆者はこの相談を使いませんでしたが、きつくなったときに相談先があるということです。

サポートが手厚いので、未経験でも止まらない

ここは率直に良かった点です。

  • 1つ上の先輩メンターがつく
  • 各回に技術メンターのサポートがある

環境構築も、分からなければ聞けます。 未経験で申し込んで、最初の設定で詰まって辞める——というのが独学で一番多い脱落の仕方だと思いますが、ここは起きませんでした。

無理なく進められたというのが実感です。難易度で脱落する作りにはなっていません。

一番の価値は、チーム開発にある

受けてみて、ここが本体だと思いました。

チームは1つ5〜7名です。 筆者のチームが作ったのは、JavaScriptでAPI連携を使ったTodoリストアプリでした。

JavaScriptコースは2週間です。公式サイトの記載は「ベースミッション終了後にチーム開発あり」なので、チーム開発はこの2週間の後半にあたります。

1人で課題を提出するのではなく、役割を分けて、進み具合を合わせて、1つのものを作ります。これは、仕事の予行演習そのものです。

5〜7人は、その場で話して済む人数ではない

2〜3人なら、口頭で足ります。5〜7人は足りません。

誰がどこを持つかを先に決める必要があり、決めたあとも進み具合を合わせ続ける必要があります。自分のペースで進められないことが前提になります。

筆者がとても良い職業訓練になったと感じたのは、この部分です。技術そのものより、人数がいる状態で1つにまとめる作業のほうが、仕事に近いと思いました。

作ったものは「Todoリストアプリ」です

ここは正直に書いておきます。Todoリストアプリは、独学の入門教材で最もよく出てくる題材です。 「Todoアプリを作りました」とだけ言えば、選考で差はつきません。

差がつくのは中身のほうです。筆者のチームの場合は2つありました。

  • API連携まで入っていたこと。 画面の中だけで完結する教材のTodoアプリとは、やることが変わります
  • 5〜7人で分担して1つにまとめたこと

題材そのものではなく、人数と、どこを自分が持ったかで話すものだと思います。ここは受ける前に知っておくと、終わったあとの使い方が変わります。

GCIの記事で、受けて身についたこととして「小さく作って提出する習慣」を挙げました。あれは1人で完結する技能です。チーム開発はその次の段階で、自分のペースで進められないことを前提にした練習になります。

講義では絶対に身につかない部分なので、無料でここまでやれるのは大きいと思いました。

終えたこと自体が、そのまま就活で使える

TECH-BASEは、学習プログラムと就活支援が一体で運営されています。

これがどういうことかというと、プログラムを完了したという事実を、そのまま評価してもらえるということです。別途アピールし直す必要がありません。

  • 企業からスカウトが来る
  • アピールポイントとしてそのまま使える

目立ったガクチカがない人ほど、ここの効きが大きいと思います。「サークルもバイトも普通です」という状態から、「5〜7人のチームで、API連携まで入ったアプリを1つ作りました」に変わります。開発の基本知識と実践力が同時に残るので、話す材料にも困りません。

自分に自信がない人にも同じことが言えます。終えた、という事実が残るのが強いです。

運営会社を調べたら、就活エージェントと同じ会社だった

ここからは体験ではなく、公開情報で調べた話です。

公式サイトのフッターにある「運営会社」のリンク先は thinkagent.co.jp でした。 開くとシンクエージェント株式会社のサイトです。

このサイトには、運営しているサービスとして次のものが並んでいます。

  • エンジニア就活 by TECH-BASE
  • TECH-BASEインターン
  • キャリセン就活

つまり、無料の学習プログラムと、就活エージェントは同じ会社です。キャリセンは筆者が就活エージェントを3社同時に使っているで書いたエージェントで、同じ会社でした。

この会社は職業紹介事業者として許可を受けています。厚生労働省の人材サービス総合サイトで確認できました。

項目 表示(令和8年10月1日現在)
許可・受理番号 13-ユ-314268
許可年月日 令和4年6月1日
事業主氏名 シンクエージェント株式会社
所在地 東京都港区赤坂3-9-18 赤坂見附KITAYAMAビル6階

調べ方はこちらの記事に書きました。

だから、紹介される企業には偏りが出る

ここが、この記事で一番書いておきたい部分です。

悪いという話ではありません。 無料で学べて、終えたことが就活にそのままつながるのは、この一体構造があるからです。メリットの出どころと、デメリットの出どころが同じです。

ただ、紹介されるのはその会社が取引している企業です。公式サイトの記載は「1,000社以上の厳選された企業から紹介」ですが、1,000社が世の中のすべてではありません。

エージェント会社という属性上、会社の選択肢は狭くなりがちです。 筆者が3社のエージェントを並行して使ってみて一番はっきりしたのも、同じことを話しても出てくる企業が違うということでした。

対策は、広く探せるサービスとの併用

結論はこれです。

TECH-BASEで実践力と実績を作り、求人を広く探せるサービスと併用する。

筆者はレバテックルーキーを併用しています。どちらか一方にする必要はありません。 プログラムを受けることと、求人をどこから探すかは、別の判断です。

プログラムそのものの価値は、紹介される企業の幅とは関係ありません。 チーム開発の経験は、どこの選考を受けるときにも使えます。

向いている人・向いていない人

向いている人

  • 目立ったガクチカがない人
  • 自分に自信がない人
  • IT業界を見ているが、手を動かした経験がない人
  • 週10時間を確保できる時期がある人

向いていない人

  • 週10時間をどうしても作れない人(大学・バイト・他の活動が詰まっている時期は避ける)
  • 紹介される企業の幅を最優先する人(これは併用で解決できます)

難易度で向き不向きが分かれる作りにはなっていません。文理不問・未経験可は、実感としてもそのとおりでした。分かれるのは時間です。

GCIと並べると、役割が違う

無料で学べる2つを受けてみて、役割がはっきり違いました。

GCI(東大松尾研) TECH-BASE
学べるもの AI・データサイエンスの知識 開発の基本知識と実践力
進め方 1人で講義と課題 チームでプロジェクト
時間 週2時間半〜3時間 週10時間
期間 全15回(約3か月) 2週間/4週間(筆者はJavaScriptコースの2週間)
入口 審査あり(100〜200字の文章) 応募フォームまたは相談会
就活との接続 なし(純粋な講座) あり(運営が就活支援と一体)
費用 0円 0円

どちらかを選ぶものではありません。 GCIで知識を入れて、TECH-BASEで他人と作る経験をする、という順番が筆者の実感に一番合います。

まとめ

  • 費用は0円。 公式の説明は「IT人材を求める企業からの出資によって運営されている」
  • 実際にかかったのは平均で週10時間。 JavaScriptコース2週間で合計約20時間。公式の数字は2つとも週7時間相当なので、その約1.4倍
  • 一番きつかったのは時間の確保。 内容ではなく、大学とバイトとの両立
  • 就活との両立は問題にならなかった。 終えること自体が就活につながるから
  • サポートが手厚く、未経験でも環境構築で止まらない
  • 価値の本体はチーム開発。 1チーム5〜7名で、筆者はJavaScriptのAPI連携を使ったTodoリストアプリを作った。題材は入門教材の定番なので、人数と担当で話すもの
  • 終えた事実がそのまま使える。 ガクチカがない人ほど効く
  • 運営はシンクエージェント株式会社で、キャリセン就活と同じ会社。 だから紹介される企業の幅は狭くなりやすい
  • 対策は併用。 求人を広く探せるサービスと併せて使う

出典・注記

  • この記事は、筆者が実際にTECH-BASEのプログラムを受けた体験に基づいています。 学習時間、きつかった点、サポートの印象、チーム開発の感想は、すべて筆者自身の記録です
  • 筆者は文系の学生で、28卒です。 プログラムを受けた時点でアルバイトを並行していました
  • 1人の体験です。 時期・コース・チームの組み合わせによって、かかる時間も進み方も変わります。「誰でも週10時間で終わる」という内容ではありません
  • チームの人数(1チーム5〜7名)と、作ったもの(JavaScriptでAPI連携を使ったTodoリストアプリ)は、筆者の申告です。 公式サイトに人数の記載を確認したものではありません
  • 筆者が受けたのはJavaScriptコース(2週間)です(本人申告)。PHPコース(4週間)は受けていないため、同コースの所要時間について筆者の実績はありません。記事中のPHPコースの数字は、すべて公式サイトの表示です
  • 使用したAPIの名称と、チーム内で筆者が担当した範囲は特定していません
  • 「チーム開発は2週間の後半にあたる」は、公式サイトの「ベースミッション終了後にチーム開発あり」という記載とコース期間からの整理です。 公式サイトに週単位の日程表の記載を確認したものではありません
  • 就活の結果は出ていません。 内定の有無や入社後についての情報は含みません
  • コース構成、学習時間、費用、対象卒業年度、サポート体制、紹介企業数の記載は、TECH-BASE公式サイト の表示によります(2026年10月27日確認)。内容は期ごとに変わるので、最新の情報は公式サイトで確認してください
  • 「参加者の皆さんには一切費用はかかりません」「IT人材を求める企業からの出資によって運営されている」「1,000社以上の厳選された企業から紹介」は、同サイトの表記です
  • 運営会社は、同サイトのフッター「運営会社」のリンク先(thinkagent.co.jp)がシンクエージェント株式会社であることによります(2026年10月27日確認)。同社サイトに「エンジニア就活 by TECH-BASE」「TECH-BASEインターン」「キャリセン就活」が運営サービスとして掲載されています
  • 許可番号・許可年月日・事業主氏名・所在地は、厚生労働省「人材サービス総合サイト」で検索した結果です。令和8年10月1日現在として表示されたもので、2026年10月27日に確認しました
  • この記事には広告リンクがありません。 TECH-BASEとは紹介料を受け取る関係になっていないためです。記事中で紹介料を受け取る関係にあるサービスに触れる場合は、そのつど明記しています
  • この記事は個人の体験と公開資料の整理であり、就職活動の助言でも法律相談でもありません。 個別の相談は、大学のキャリアセンター、都道府県労働局、ハローワークへ