就活エージェントを3社同時に使っている|圧力はなかったが、紹介の精度に差が出た
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就活エージェントの比較記事は、だいたい「サポートが手厚い」「担当者による」で終わります。読んでも、自分が使うべきかどうかは分かりません。
筆者は28卒で、いま3社を同時に使っています。 この記事はその記録です。
先に結論を書きます。
- 初回面談は3社とも30分ほどで、流れもほぼ同じだった
- はっきり差が出たのは、紹介された企業の精度だけだった
- 「早く決めてほしい」という催促は来る。これは事実
- その催促に耐えられるかどうかが、向き不向きを分ける
まだ就活の結果は出ていません。 内定が出た、年収がこうなった、という話はこの記事にはありません。使っている途中の記録です。
使っている3社
- キャリセン就活エージェント
- TECH-BASE就活エージェント
- レバテックルーキー(現在も利用中)
3社とも学生は無料です。なぜ無料かというと、手数料を払っているのは学生ではなく求人企業だからです。就活エージェントは法律上「職業紹介事業者」で、企業から紹介手数料を受け取って運営されています。この仕組みについては就活エージェントの許可番号を自分で調べる方法に書きました。
初回面談は、3社とも30分で同じだった
どこも初回はオンラインで30分ほどでした。
やることも同じで、自分の状況をざっくり説明するだけです。どういう業界を見ているか、今どこまで進んでいるか、といったことを話します。特別な準備は要りませんでした。
身構えていたので拍子抜けしましたが、この段階では選考ではないので当然とも言えます。
3社に差はありませんでした。 面談の長さも、聞かれることも、進め方も、ほぼ同じです。
差が出たのは、紹介された企業の精度
ここだけ、はっきり違いました。
キャリセンは、10社ほど紹介してくれて、そのうち8社ほどが自分の希望するメインの条件にきちんと合っていました。
残りの2社も悪くはありませんでしたが、キャリセンの紹介は明らかに精度が高かったです。
一方で、他の2社から紹介された企業は、似た方向ではあるものの、細かく見ると条件が完全には一致していませんでした。 「妥協案としてなら入る」くらいの企業です。全く外れているわけではないので、選択肢としては成立します。ただ、第一志望の形ではありませんでした。
同じことを話して、出てくる企業が違う。 これが3社使って一番はっきり分かったことです。1社だけ使っていたら、「エージェントの紹介とはこういうものか」と思って終わっていたはずです。
ひとつ補足しておくと、これは筆者1人の、それぞれ1回ずつの体験です。 担当者によって変わる可能性は十分あります。「キャリセンなら誰でも8割合う」という話ではありません。
「早く決めてほしい」という催促は、実際に来る
これも事実なので書きます。
どのインターンに行くか、どの業種にするか。早い段階で決まったら教えてほしい、という趣旨のメールが来ます。
脅されるわけでも、急かし立てられるわけでもありません。ただ、「決まったら教えて」という連絡は確実に来ます。
なぜ早く決めさせたいのか
これは担当者の性格ではなく、仕組みの問題です。
エージェントは、学生が企業に入って初めて企業から手数料を受け取ります。成功報酬です。 決まらなければ売上はゼロです。
そしてもう一つ、返戻金制度というものがあります。紹介した人が早期に辞めた場合、受け取った手数料の一部を企業に返す仕組みです。厚生労働省の人材サービス総合サイトで確認したところ、**今回の3社の運営会社はいずれも「返戻金制度:有」**と表示されていました。
つまりエージェント側の利害はこうなります。
早く決めてほしい。ただし、入社して半年以内に辞められては困る。
この構造を知っていると、催促の意味が変わります。あなたを困らせたいわけではなく、そういう商売です。知らずに受けると圧に感じますが、知っていれば「そういうものか」で流せます。
相性があるとすれば、ここです
3社使って、「相性」という言葉の正体が分かりました。担当者との相性ではありません。 エージェントという仕組み自体との相性です。
自分のペースでゆっくりやりたい人は、そもそもエージェントに向いていないと思います。 催促は来ます。それを「せかされている」と感じるなら、ストレスにしかなりません。
逆に、こういう人にはかなり効くはずです。
- ある程度スピード感を持って就活を進めたい人
- 一人だと後回しにしてしまうタイプの人
筆者が3社使っているのは、後者の要素があるからです。締め切りを外から与えてもらえるという点で、催促はむしろ機能しています。
「しつこい」という評判は、たぶん嘘ではありません。 ただそれは、サービスの欠陥というより合わない人が使った結果だと思います。
圧力はなかった。ただし知っておくべきこと
よく言われる「他社の選考をやめろと言われる」ような圧力は、3社とも一度もありませんでした。
ただし、これは筆者が経験しなかったというだけです。「起きない」という保証ではありません。
政府が毎年出している就職・採用活動の要請文書に、この業態を名指しした記述があります。
学生が、就活エージェント等の名称で職業紹介事業者が提供する職業紹介サービスを活用し、企業から内々定を受けた際、当該就活エージェント等から、他企業への就職活動の終了を迫られる等の事例もみられる。
内々定と引き換えに他社の選考をやめるよう迫るのは、いわゆるオワハラです。要請本文では**「職業選択の自由を侵害するおそれがある許されない行為」**と書かれています。詳しくは就活はいつから始まるのかにまとめました。
3社併用には、この点で意味があります。 1社しか使っていなければ、その1社の言うことが全てになります。複数使っていれば、おかしいと思ったときに比べる相手がいます。
運営会社を調べたら、名前が3つ出てきた
ここからは体験ではなく、公的サイトで調べた話です。
就活エージェントは職業紹介事業者なので、許可番号と実績が厚生労働省の人材サービス総合サイトで確認できます。 キャリセンを調べてみました。
まず、A8.netに表示されている広告主名は「シンクトワイス株式会社」です。ところがこの社名で検索しても、職業紹介事業者として1件も出てきませんでした。
調べ直すと、**許可を持っているのは「シンクエージェント株式会社」**でした。公式の相談申込ページのプライバシーポリシーのリンク先も thinkagent.co.jp で、こちらと一致します。
| 項目 | 表示(令和8年10月1日現在) |
|---|---|
| 許可・受理番号 | 13-ユ-314268 |
| 許可年月日 | 令和4年6月1日 |
| 事業主氏名 | シンクエージェント株式会社 |
| 所在地 | 東京都港区赤坂3-9-18 赤坂見附KITAYAMAビル6階 |
| 就職者数 | - |
| 就職後6か月以内の離職者数 | - |
| 手数料 | 有 |
| 返戻金制度 | 有 |
許可は実在しました。 令和4年6月1日付です。
ただし、**就職者数も離職者数も「-」**でした。この「-」が何を意味するのかは、検索結果の画面に説明がありません。0人なのか、未掲載なのか、この表示からは判断できませんでした。分からないので、分からないと書いておきます。
参考までに、別の会社(レバレジーズ株式会社、許可番号13-ユ-302698)を同じ方法で引くと就職者5,067人と表示されます。検索の仕組み自体は正常に動いています。
怪しいという話ではありません。 許可は確認できました。ただ、公開が義務づけられている実績の数字は、現時点では読み取れなかったというのが事実です。調べ方はこちらの記事に書いたので、自分が使うエージェントは自分で引いてみてください。
使うかどうか迷っている人へ
3社使ってみて、筆者が言えることはこれだけです。
催促が来ることを分かったうえで使うなら、使う価値はあります。 自分で10社探すより早いですし、紹介された企業は自分では見つけられなかったものが多かったです。
自分のペースを崩されたくないなら、使わないほうがいいです。 向いていません。
キャリセン就活エージェントを見るPR / キャリセン就活エージェントの無料相談ページへ移動します
この記事で広告リンクを置いているのはキャリセンだけです。 TECH-BASE就活エージェントとレバテックルーキーは、紹介料を受け取る関係になっていないためリンクがありません。3社の評価は同じ基準で書いています。 紹介の精度が一番高かったのがたまたまリンクのある会社でしたが、逆だったとしてもそう書きます。
まとめ
- 初回面談は3社とも30分ほど。流れもほぼ同じで、差はなかった
- 差が出たのは紹介された企業の精度。 キャリセンは10社中8社が希望のメイン条件に合致。他2社は「妥協案なら入る」水準だった
- 「早く決まったら教えて」という催促は来る。 これは担当者の性格ではなく、成功報酬と返戻金制度という仕組みから来ている
- 相性とは担当者との相性ではなく、仕組みとの相性。 自分のペースでやりたい人は向かない。スピード感重視の人、後回しにするタイプには効く
- 他社の選考をやめろという圧力は、3社とも一度もなかった。 ただし政府文書が事例を名指ししているので、知っておく価値はある
- キャリセンの許可は実在した(シンクエージェント株式会社、13-ユ-314268)。ただし就職者数・離職者数は「-」で読み取れなかった
- 筆者はまだ就活の結果が出ていない。 これは途中経過の記録
出典・注記
- この記事は、筆者が実際に3社を利用している体験に基づいています。 面談時間、紹介社数、紹介企業の合致具合、催促の内容は、すべて筆者自身の利用記録です。2026年10月27日時点で、レバテックルーキーは利用を継続しています
- 筆者は28卒です。 記事中の「どのインターンに行くか」という話は、28卒の時期の就職活動によるものです
- 1人の体験であり、それぞれ1回ずつの面談に基づくものです。 担当者や時期によって結果は変わり得ます。「このエージェントなら誰でもこうなる」という内容ではありません
- 就活の結果は出ていません。 内定の有無や入社後についての情報は含みません
- 許可番号・事業主名・就職者数・離職者数・返戻金制度の有無は、厚生労働省「人材サービス総合サイト」で検索した結果です。いずれも令和8年10月1日現在として表示されたもので、2026年10月27日に確認しました。数字は基準日ごとに更新されます
- 就職者数・離職者数欄の「-」の意味は判断していません。 0人・未掲載・集計中のいずれであるかは特定していません
- 対象卒業年度(27卒・28卒)は、キャリセン就活エージェントの公式相談申込ページの入力フォームで確認しました(2026年10月27日確認)
- 就活エージェントに関する政府の記述は、「2027(令和9)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請」(令和8年3月24日、内閣官房内閣審議官・文部科学省高等教育局長・厚生労働省人材開発統括官・経済産業省経済産業政策局長)の脚注によります
- この記事は個人の体験と公開資料の整理であり、就職活動の助言でも法律相談でもありません。 個別の相談は、大学のキャリアセンター、都道府県労働局、ハローワークへ